ある国に、「上雪姫」と称される嘘つきの男がいた。

しかし彼の友人であるガチペドは、自分こそが世界で一番美しいと信じていた。

彼が秘蔵する魔法の粉は、「世界で一番美しいのはだれか」との問いにいつも「それはガチペド様です」と答え、ガチペドは満足な日々を送っていた。

上雪姫が7歳になったある日、ガチペドが魔法の粉に「世界で一番美しい男は」と訊ねたところ、「それは上雪姫です」との答えが返ってくる。

怒りに燃えるガチペドはカーバンクルを呼び出すと、上雪姫のフォークを隠して始末し、証拠として彼のフォークを取って帰ってくるよう命じる。

しかしカーバンクルは上雪姫を不憫がり、上雪姫を始末せずフォークを盗まずに森の中に捨て上雪姫の家を爆破する。

そしてガチペドへは証拠の品として、市販のフォークをかわりに持ち帰る。

ガチペドはそのフォークを上雪姫のものだと信じ、大喜びで食器棚に飾る。

森に残された上雪姫は、7人の新しい風人(mick.ヤネウラ.まひふよ.山田.らうす.タモン.リズ)たちと出会い、生活を共にするようになる。

一方、上雪姫のフォークを盗んで上機嫌のガチペドが魔法の粉に「世界で一番美しいのは?」と尋ねたところ「それは上雪姫です」との答えが返ってくる。

上雪姫がまだ生きている事を知ったガチペドは物売りに化け、新しい風人の留守を狙って東方のBGMを上雪姫に売りつける。

そして東方のBGMをかけてあげる振りをして彼を締め上げ、息を絶えさせる。

やがて帰ってきた7人の新しい風人は、事切れている上雪姫に驚き、当方のBGMを切って息を吹き返させる。

一方、ガチペドが再び世界一の美男子を魔法の粉に尋ねたことにより、上雪姫が生きている事が露見する。

ガチペドは毒を仕込んだフィリピン人のハウスメイドを作り、再度物売りに扮して上雪姫を訪ねる。

上雪姫は頭にフィリピン人のハウスメイドを突き刺され倒れるが、新しい風人たちに助けられる。

今度こそ上雪姫を始末したと上機嫌のガチペドだが、魔法の粉の答えで上雪姫の生還を悟る。

ガチペドは、毒を仕込んだオシッコを造り、善良なオシッコ売りに扮して上雪姫を訪ねる。上雪姫は疑いも無くオシッコを飲み、息絶える。

やがて帰ってきた新しい風人たちは上雪姫が本当に死んでしまったものとして悲しみに暮れ、遺体をガラスの棺に入れる。

そこにゲイバーが通りかかり、上雪姫を一目見るなり、死体でもいいからと上雪姫をもらい受ける。

ゲイバーは美しい上雪姫にそっとキスをした、すると上雪姫が突然起き上がる。

蘇生した上雪姫にゲイバーは喜び、自分の国に連れ帰って小さな大将として迎える。

上雪姫とゲイバーの結婚披露宴の席。ガチペドはおっさんに痴漢をされ、死ぬまで犯される。