遊戯王ADSとは、有志によって制作され、無料配布されている遊戯王OCGのシミュレータである。
(『ADS』は『Automatic Dueling System』の略称。)
概要
このシミュレータがいつ完成したのかは不明だが、ネット上で日本人の目に留まり始めたのは2011年12月頃であった。当初はシミュレータ内で使われている言語が全て中国語だった為、中国人によって制作されたのかもしれない。
ADSでは遊戯王をプレイする上で必要となる行動が殆ど自動化されている(カードの効果処理やドローフェイズのドロー、シンクロ召喚による素材の墓地送りとシンクロモンスターの特殊召喚等々)。日本人の有志によっても着々と改良・更新パッチがあてられており、使い勝手は遊戯王Onlineやタッグフォースに肩を並べていると言っても過言ではない。
当然ながら完全なる違法ソフトであり、収録されている画像データは全てOCGおよびアニメの盗用。基本プログラムはOnlineのコピー、改良パッチはTFシリーズからの抜き出しコンバートと三拍子揃った著作権侵害、無断盗用の塊である。
あくまでも非合法ソフトであることを自覚するのを忘れないでおきたい。
相手と対戦をするには、以下の方法がある。
相手のPCに直接接続 hamachi経由で接続 信景経由で接続 ADSのみで接続
1は、相手のIPアドレスを知らなくてはならないため、嫌がる人が多い。現実世界で言うならば、住所や電話番号を晒すのと同じ事。
2は、hamachiをインストールして接続するタイプ。おそらくこれが一番よく使われている方法。使い方は簡単だが、退出の際は、ちゃんと方法があるため、必ずその方法で退出すること。
3は、信景をインストールする方法。初回のみアカウントを作成する必要があるが、外国人とも対戦できるのがいい。欠点は、言語が中国語なので、解説サイトがないと、うまくできないこと。
4は、ADSのみで接続する方法。これが一番ベスト。「ネット対戦」に入り、右下の「インターネット対戦の部屋を表示」にチェックを入れて、「更新」を押せばできる。また、自分がサーバーになるなら、「部屋を建てる」→「インターネット対戦の部屋として公開する」にチェックをいれる。ただし、ポート7911を解放しなければ、他人が入ってこれないので注意。
ちなみにサーバーを立てる人が立てるポートを変えたい場合はygopro.exeが入っているフォルダに有るsystem.confファイルを編集するとポートを変更できる