The Fat Of The Land(Album)
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The Fat Of The Land

概要
- エレクトロニック・バンド(?)The Prodigy?の3rdアルバム。
- ブレイク・ビーツとディストーション・ギターによる重くミクスチャー的な音が特徴の一枚だよ。
詳しくはWikipedia、見ようね!
曲
- 1曲目
Smack My Bitch Up
テーンテテーンとちょっと間抜けなイントロからアシッドなベースへまわり、段々肉付けがなされていく
その後、深いキックと同時に本番が始まる掴みとしてはこれ以上ないほどの曲
「Change My Pitch Up, Smack My Bitch Up(ピッチを上げてビッチをブチのめせ)」というちょっと危ないサンプリングをはさみ
テンションを維持したまま展開していき、呪術的な女性の「アーアーアーイー」で溜めて溜めて爆発させるクラブアンセムの礎
「アーアーアーアー↑↑↑」がちょっと面白いよ
- 2曲目
Breath
怪しげなギター(?)の音から始まり、タメたブレイク・ビーツが乗り進んでいく
シャキンシャキンといったSEやダブ・ステップで鳴りそうな低音ベースが妙にマッチしていて気持ち良い
ボーカルも表現豊かに歌っていたり煽るようにがなっていたり飽きさせない
あとボーカルの二人が楽しそう
- 3曲目
Diesel Power
まさにディーゼル・パワー!!というような重機みたいな楽曲
HIP-HOPのような要素もありユラユラと揺れるようなグルーヴが特徴
なんか5曲目とダブっちゃう気もする
- 4曲目
Funky Shit
「オマイガダストファキンシィ」とBeatie Boys?のサンプリングが入り、比較的クラシックなベースからレイブのノリで曲が進む
「ヘイヘイ」うるさいよ
- 5曲目
Serial Thrilla
前曲からなだれ込む重厚な音が特徴的な曲
風のようなSEやポゥと鍋でも叩いたかのような音、スクラッチ音が終始鳴っていてグルーヴ感溢れてるよ
特にスクラッチの使い方が上手くて感服します
さらにボーカルが挑発的でカッコいいよ
ライブで映えそうな楽曲
- 6曲目
Mindfields
一歩間違えれば劇ダサ間違いなしの中東フレーズがシンセシタールから流れ、ブレイク・ビーツと合わさり最強に見える
ベースの使い方、使いどころが職人的で曲の中核をなしているように感じるよ~~~
様々な音が効果的に鳴るため、全く飽きをこさせない ババババババババババ
Narayan
またまた劇ダサギリギリ(この曲じゃないと悶絶もの)から始まるKula Shaker?のクリスピアン・ミルズとの共作
また、クリスピアンというだけあって仏々しい9分超えの大作
淡々としていたり、喘いだりと忙しいボーカルとブレイク・ビーツが重なり気持ちいいよ
中盤にマントラが入っていたりと清々しいぐらい趣味全開
瞑想しているかのようなトリップ感に襲われるよ
後半のブレイク・ビーツの応酬がさらにトリップさせますな~~~
Firestater
前曲のブレイク・ビーツの余韻から覚めることなく一気にこの曲に突入するよ
The Breeders?からのサンプリングが特徴的なイントロ
そういえばまだThe Breedersの曲をサンプリングした曲があるよ 好きなのかな
恐らくこのアルバムの中でもっとも知的でノリやすいブレイク・ビーツを展開してるよ~~~~
始まってから恐ろしいほどのテンションで駆け抜ける非常に攻撃的な曲だよ 終盤の高潮感が凄まじいよ
ボーカルがキモかわいい
Climbatize
奇妙なトリップ感が気持ちいい重いチルアウトといった感じだよ
このアルバムで声が入ってない(と思う)
文字で表すならファーーンミヨーーーーンフォーーーーーーンウィヨヨヨブオオオン ブレイク・ビーツがそれに重なるからトリップ感が生まれるんだなあ
Fuel My Fire
アルバムの終わりを飾るL7?のカバー
打ち込み祭りでパンクを表現した曲
ちょっとAtari Teenage Riot?ぽいかも
オススメ度
ブレイク・ビーツが好きとかパンク・ロックやダンス・ミュージックのファンなどなら間違いなく好きになると思うよ
私的には星4.5ぐらいの名盤だよ~~~~